【ピラミッド】38,420年の沈黙 — 先史時代に建造されていた
捏造の歴史を越え、ピラミッドが天の座標に同期した「真実の刻印」
エジプトの砂漠の砂の上に、岩石で出来た巨大な構造物があるのは、それだけでも異常な光景である。現在の重機、測量機器等を用いても建造不可能なピラミッドを、4500年前の人々が、どのように建造したのかは、今もって、人類の謎とされている。 「なんの目的でつくられたか?」「宇宙人が作ったのか?」「古代エジプトには私達がしらない技術を持っていたのか?」「巨石を切ったり、運ぶ超能力があったのか?」など様々である。
私は、全ての謎に取り組まずに、考察を集中するため一つに整理した。そして、「古代エジプト人にピラミッドは作れたか?」という問題点だけに絞ることにしたのである。 今回、一定の解釈に到達したので、ここに発表する。
現代、ギザの台地にそびえ立つピラミッドが3つある。奥から順番にクフ王のピラミッド、カフラー王のピラミッド、メンカウラーのピラミッドである。 そのなかでも、クフ王のピラミッドは異彩を放つ。それは、大きさだけでなく、異常なまでの精度の高さでも群を抜いているのだ。 驚くべきことに、このピラミッドは、20年から25年で建造されているという。果たして古代エジプト人が建造できる代物だったのか、そのスペックと建造の難易度を紐解きながら、実現性を検証してみる。
クフ王のピラミッドの実現性
1:石材の重さと量
クフ王のピラミッド(以後大ピラミッドと呼ぶ)を構成する石材の実態は、現代の土木常識を遥かに超えている。 総重量、約$600$万トン。米軍M1エイブラムス戦車$10$万車両。それを削り出してから運び、最高\(140m\)まで持ち上げる。この時点で、目がくらむ。
石材の総数、 推定$230$万個。この数は、中核部の石灰岩だけである。ここに、外装の純白の石灰岩$11.5$万個を含めると、総数は、約$241$万$5,000$個になるのだ。20年で建造されたなら、12時間休み無しでも2分11秒に一個積み上げないと間に合わない。 平均重量は、 約$2.5$トン。人間が1人で引きずれる重量は、精々80kgである。2.5トンだと32人の人手が必要である。230万個を運ぶと、石材を移動させるだけで、$920$万人工(にんく)が必要だ。これを一日12時間労働で計算すると、$840$人が休みなく働くことになる。これは、中規模の企業に匹敵する。それを20年間維持しないと材料の運搬は間に合わない。
材料の切り出し、材料の磨きを計算してみる。この時代で一番硬い金属は軟質銅である。モース硬度では$3.0$しかない。石灰岩の硬度は、$3.0$〜$4.0$なので、ほとんど使えない。実際の道具としては、花崗岩(硬度:6.0〜7.0)の楔を使用するしか無い。楔を打ち込み、切断、研磨の人工は、$1150$万人工(にんく)必要で、一日12時間労働だと1050人が20年間休みなく働くことになる。
最後に、最も困難な石の積み上げについて計算してみる。$2.5$tの石灰岩をロープだけで1m持ち上げる、人が持ち上げれる重さを50kgとした場合、1個につき50人が必要になる。石を固定し、全員の呼吸を合わせ、1mの高さまで安全に持ち上げ、定位置にスライドさせて設置を完了するまでの時間を 「45分」 と仮定する(これでも超人的な連携)。
ピラミッドの平均的な高さ(重心点)を考慮し、全230万個を平均 約35m の高さまで持ち上げると仮定すると。必要人工は、なんと3億7720万人工(にんく)に達する。12時間労働した場合、一日$34,447$人である。ネットフリックスの全社員の二倍以上だ。世界最大のストリーミングサービスを支える全頭脳が、現場でただ重力と戦うだけの肉体として消費されている。一秒の休憩もなく、休日もなしで働いて、やっと完成するのだ。
今までの計算は、中核部だけの試算で、王の間や外装の化粧板の工程は省いている。王の間に使われた花崗岩の重量は、50t〜80tである。それが数十個つかわれている。この時点で絶望的だ。化粧板は純白の石灰岩で、こちらの重量は、1個あたり 約10トン〜15トン。中核の石灰岩(2.5トン)の約5倍の質量であり、約11万5,000個 使われている。この2点の人工(にんく)計算をあきらめたのは、建造不可能な点にある。もう言葉を失うしかない。
2:石材の硬度と建造の難易度
石灰岩(中核部) 大ピラミッドの周辺で採取でき、比較的加工しやすい。精度も低く、数センチの隙間がある。現代、私達が目にしているのは、むき出しの中核部である。ピラミッドの構成部品のなかで、一番精度が低く、産地もピラミッド周辺で運搬も比較的簡単であった。
純白の石灰岩(化粧板用) 大ピラミッドの外装は、磨き上げられた純白の石灰岩で覆われていた。石の産地は、約15km離れていた。石版の凹凸がミクロ単位でしか許されない鏡面仕上げである。その表面の平滑度は僅か0.25mm。現代の建築基準で言えば、数メートルの石板において凹凸が「ミクロ単位」でしか許されない、光学レンズに近い平滑度である。
大きさは、平均して1辺が 約1.5メートル〜2メートル程度の巨大なブロックで、重さが、約10トン〜15トン、角度は51度51分で正確にカットされており、大ピラミッドでは推定で、約11万5,000個 の外装石が使われていた。それらの接合面の隙間は、0.5ミリしかなく、カミソリの刃も通らない。
更に、驚くことにこの化粧板の接合に使われている「ピンクのモルタル」は、現代科学をもっても作ることが出来ない。それは、現代のコンクリートや一般的なモルタルを遥かに凌ぐ強度を持ち、数千年経っても石そのものより強固である。石と石を分子レベルで融合させたかのような密閉性を持ち、内部の温度を一定(20°C前後)に保つための「断熱材」としても機能している。 現代のモルタルは乾燥によって硬化するが、このピンク色のモルタルは、施工時に「極薄(0.5mm)」の状態で均一に塗布され、石と石を吸着させる特殊な化学反応を起こしている。
花崗岩(王の間)
こちらはもっと異常である。この石は、大ピラミッドの周囲には存在していない。産地は800kmも離れた場所である。そして大きさは最大で80トンにもなり、数十個使われている。
更に、石灰岩とは比べ物にならないくらい、硬度が高く、切り出したり加工するのは容易ではない。当時は銅が一番硬い金属だった。銅の硬度が3に対し、花崗岩の硬度は7なのだ。 これは、プラスチックのノミでダイヤモンドを削るようなものだ。それだけでも無謀だがこの巨石を地上43mまで持ち上げて、寸分狂わず配置している。それも、一つや二つではない。この石材だけでも、十分に異常値を叩き出しているが、それ以上に信じられないのが精度である。つぎは、精度についてその異常なスペックを見てみよう。
精度
###A:方角 大ピラミッドの四辺は、完璧に東西南北を向いている。真北に対する誤差はわずか3分(0.05度)である。これほどの精度は、数キロ先まで狂わない光の基準線が必要である。方位磁石さえ発明されなかった時代にである。
B:水平度
水平度の正確性、約230メートル四方の底面の北東角と南西角の高低差は、わずか1.5センチ以内に収まっている。これは、完全に水平と言っても良いレベルだ。現代の最新レーザー測量機を用いたビル建設でも、これほどの広範囲でこの精度を出すのは極めて困難である。
C:特殊な構造
大ピラミッドは、四面体ではなく正確には八面体である。真っ平らではなく、肉眼では見えないレベルで、中央がヘコんでいるのだ。ただでさえ困難を極める建造に、さらに数十分の一度の角度で内側にヘコませるという芸当。
これは、化粧板を組み付ける時に横方向の力を加えることを目的としている。化粧板をより強力に結合させることができる設計なのだ。中核部が完成した後から化粧板を取り付けたと思うが、これは相当に難易度が高い建築方法である。化粧板は鏡面磨きされたはずだ。それは完成してから上から下に磨くのが一番精度が出せる。そうしないと平滑度0.25mmは出せないのだ。この工程も狂っている。しかし、ここまで強靭につくれば、ピラミッドの寿命は、数万年となるだろう。
極めつけは、こちらだ。大ピラミッドの王の間は、定常波を発生させることができる。文章で書くと一行だが、これがどれほど難易度が高いか説明しよう。
D:定常波
定常波の発生する条件は、同一の波源から発生して、波動が1次元波や平面波でないかぎり、2つの波源からの距離が異なる位置では減衰によって振幅が異なってしまい、定常波が発生しない。定常波をつくるには、同じ音の波形を、同じ音量で合成しないとできない。
大ピラミッドで使われている理論は、波の進行方向に対して垂直な面で波を反射させると、入射波と進行方向が逆向きの反射波が発生する。この入射波と反射波が合成することにより定常波がつくられる。驚くべきことに、大ピラミッドの王の間でそれを実現している。
王の間の花崗岩の表面の平滑度は多少凸凹している。この空間が数ヘルツから数百ヘルツの低周波をターゲットにしている場合、その波長は数メートルから数十センチに及ぶ。波長に対して表面の凹凸が十分に小さければ、波は乱反射せずに「鏡面反射」を起こすのである。
ある方向に進んでいく波を進行波
どちらの方向にも進行せず、その場で振動する波、定常波(定在波)
花崗岩は密度が極めて高く、音が壁に当たった際に、壁の中に吸収されるエネルギーが非常に少ないのが特徴なのだ。音響エネルギーを逃がさず、ほぼ100%跳ね返すための「硬さ」こそが重要で、多少凸凹のある無骨な壁でも、音にとっては「エネルギーを一切逃さない強固な鏡」として機能する。
本当の狂気はここからだ。 表面が多少ザラついていても、向かい合う壁がミクロの精度で平行であれば、波は往復を繰り返し、エネルギーは指数関数的に増幅(共鳴)し続ける。王の間の壁面は、床から天井まで約5.8メートルあるが、全高に対してわずか 0.5mm以内。部屋の全長(約10.5メートル)にわたって、場所による変動が 2mm以下。
王の間の花崗岩ブロックの配置精度は、現代の建築現場で使われる「レーザー墨出し器」や「水準器」の限界を嘲笑うかのようなレベルである。その精度を保ちながら、石と石の継ぎ目の隙間は、わずか 0.5mm 程度で組み上げている。これは、接合する石と石の面を完全に一致させないと、できない話だ。
それを、地上43mのピラミッドの内部に作ることは、現代の技術をもってしても不可能だ。これらの高い精度を、2分11秒に一つ、石材を切り出し、表面を加工し、高さ140mまで積むことは、いかなる手段をもってしても絶望的なのだ。 王の間は、単純に石を積み上げて出来る代物ではなく、全ての構成物が、ミクロ単位の精度で作られ、組み立てられている。私が言いたいのは、これが実際にエジプトにあるという、非現実性なのである。もし、このプロジェクトを成功させるなら、大ピラミッドの周囲の人口は、バックヤードも入れると18万人が常時生活していたことになる。
しかし、最新の発掘調査による推定では、この町に住んでいたのは 約7,000人から最大でも1万人程度 とされている。また、必要カロリーを供給する農地の広さは、ワシントンD.C.に匹敵する。工事を20年間維持するには新しい労働力が常に必要で、子供も沢山つくらないといけない。子供や女性の施設や食料もほしい。全体として50万人くらいの都市が必要だ。しかも、3万5000人は歩いて通える距離に住居が必要不可欠なのだ。本当に、ピラミッドを作れたのだろうか?可能性はゼロに極めてちかい。
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